紆余曲折の末、何とか免許取得にこぎつけたのが去年の夏。
初めて一人で乗った日に、自宅から3メートルの地点でブロックにぶつけた。
以来、数えるほどしか運転席に座っていなかったのだが、
今日は一念奮起し、運転してみた。

何せ、下手である。
きちんと車庫入れするのに、1回10分近くかかる。
右と左、前進と後進、ブレーキとアクセル。
どれ一つ間違えても思った通りには進まない(当たり前だ)。
変なところで身動きが取れなくなっていると、
道行くおじさんが半笑いで車を眺め、通り過ぎていった。
一時間も乗れば全身がちがちだし、目はぐるぐる回るし、頭も痛い。
車って本当に便利な乗り物なのか。
普通に乗りこなしている人たちが、全員偉人のように見える。

  ままならぬ一日なりき大空と舗装道路に挟まれて我は
(2006年1月30日)
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