slept-slept 〜第二海堡 短歌単独version
少しづつ海に溶けゆく島にゐてカラメル色の手足を伸ばす 以前どこかで会つたでせうか 砲台は南へ首を傾げてゐたり 昨日見し夢を詰めたる砲弾は空の途中で見失ふべし
桟橋にみんなで横たはつてゐる迎への舟が岸に着くまで ねむらなきやねむらなきやああだれだつけねむりなさいと言つてゐたのは 思ひ一つ途切れたる時ぼんやりと見上ぐるために建てし灯台 海風の形のままにそよぐ草 眠つてからはずつと夏です
slept-slept コラボレーション版
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